◆来院の際には、マスクの着用をお願いします。◆ |
黄砂の健康への影響と対策について |
内科では風邪や腹痛のような急性症状や慢性疾患を診療します。よくある症状であっても、重い病気のサインとして現れていることが考えられるため、当院ではそうしたサインを見逃さない診療を心がけています。
患者様のお話をしっかりうかがった上で適切な検査を行って、原因を確かめて治療につなげています。また、高度医療機関での検査や治療が必要な場合には、連携している病院をご紹介しています。
発熱 咳 喉の痛みや腫れ 腹痛 下痢
吐き気や嘔吐 頭痛 めまい 動悸 息切れ など
風邪 インフルエンザ 扁桃腺炎 肺炎 尿路や膀胱の炎症
気管支炎 胃腸炎(腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、胃もたれ) 花粉症 など
貧血 頭痛 便秘症 花粉症 生活習慣病 メタボリックシンドローム
糖尿病 高血圧症 脂質異常症(高脂血症) 高尿酸血症(痛風)
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そもそも血圧とは、血液が心臓から押し出されて動脈(血管)を通る時に血管の壁に与える圧力のことです。この血管に与える圧力が異常値に高くなることを「高血圧」といいます。高血圧の原因は、今までは遺伝的素因が非常に強いと考えられてきましたが、最近では食生活やストレス、運動不足などの日常生活の過ごし方に大きく影響することがわかってきました。高血圧を防ぐには生活習慣に十分な注意を払う必要があります。睡眠不足や運動不足には気をつけましょう。当医院では高血圧の治療を行っております。少しでも体調に違和感がある方は、ご遠慮無くお問い合わせ・ご来院ください。高血圧の治療方法は大きく分けて2つです。1つ目は生活習慣の改善です。前述したように高血圧は生活習慣に大きく起因するため、治療の中で食事療法や運動療法の指示を出します。運動療法に関してはランニングや水泳などの、酸素を取り込みながら行う運動(有酸素運動)の実施が適切です。その他にも、タバコ・飲酒をできるだけ控えていただき、日常生活の中でストレス負担を減らしていく心がけが必要です。 生活習慣の改善で効果が見られない場合は、2つ目の治療方法として、降圧薬を服用していただきます。降圧薬には様々な種類がありますが、医師が診察をした上で適切な降圧薬を処方致しますのでご安心下さい。服用をしていくにあたっては、医師から出た指示通りに「毎日」服用し続けることが重要です。
★きたのチャンネル★
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身体の細胞はすべて、血液に含まれる糖分(ブドウ糖)を取り込んでエネルギーにしています。糖尿病は、細胞が糖分を取り込めなくなり、血液に過剰な糖分があふれて高血糖状態が続く病気です。 細胞が糖分を取り込む際には、インスリンというホルモンの働きが不可欠です。また、インスリンは糖分を脂肪やグリコーゲンに変えて筋肉や肝臓に蓄える際にも働きます。インスリンが不足したり、うまく作用しなくなることにより高血糖になってしまいます。 糖尿病の高血糖状態は、全身の血管に大きな負担をかけ続けるため、動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを上昇させます。また、糖尿病にはたくさんの合併症があり、中でも失明・腎不全による透析・足の切断など重篤な症状を引き起こすものは糖尿病の三大合併症と呼ばれています。現代の医学ではまだ糖尿病を完治させることはできませんが、血糖値を正常に保つことはできます。血糖値を正常にコントロールすることができれば、動脈硬化のリスクが抑制できますし、合併症を防いで健康な状態を維持することが可能です。 特に重要なのは、食事療法と運動療法です。医師の指導のもとで、適切な食事内容や運動をしっかり行うだけで正常な血糖値にコントロールできるケースもあります。かなり進行している場合や、食事や運動だけでは血糖値が十分に下がらない場合には薬物療法やインスリン療法を併用して正常な血糖値をキープしていきます。
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脂質異常症は、血液中の脂質が多い、いわゆる「血液ドロドロ」状態のことです。以前は高脂血症と呼ばれていましたが、善玉であるHDLコレステロールは数値が高い方が望ましいく、数値が低いことでも問題が起こるため、それを含めて脂質異常症と呼ばれるようになってきました。 血液中の脂質には、善玉と悪玉コレステロールと、トリグリセライドなどの中性脂肪があり、脂質異常症はそれぞれの数値により、高LDLコレステロール血症・低HDLコレステロール血症・高トリグリセライド血症の3つに分けられています。 脂質異常症は特に自覚症状が乏しく、放置してしまうケースが多いのですが、過剰な脂質が血管壁にくっついてたまり、動脈硬化を進行させて心筋梗塞や脳梗塞のリスクを上昇させます。
痛風とは、尿酸が体内にたまり、それが結晶となり体の各関節部に激しい痛みをもたらす症状です。 初めての発作は、6、7割程度の人が足の親指のつけ根の関節に発症し、親指が赤く腫れあがります。発作は突然発症し、激しい痛みを伴い、足を動かすこともままならなくなるというのが特徴です。 痛風の多くは7~10日間程度で治まり、その後は症状が全く消えてなくなりますが、放置しておくと半年~1年以内に再発するのが特徴です。 また、再発を繰り返していくうちに、足首や膝、手の関節にも同様の症状が発症し、耳殻に痛風結節や尿路結石ができる場合もあります。 痛風は、「ストレスを多く抱えている人」、「激しい運動によるエネルギー消費が激しい人」、「肥満の人」が多く患っており、患者の約9割以上が男性です。 「風が吹くだけで痛む」という由来から痛風という名がついたと言われています。 当医院では痛風の治療を行っております。少しでも違和感がある方は、ご遠慮なくお問い合わせ・ご来院ください。
食道、胃、十二指腸、小腸、大腸といった消化管に加え、胆のう、膵臓、肝臓などの消化・吸収を助ける消化器全体を専門的にみる診療科です。症状に応じて必要なX検査や腹部超音波検査、内視鏡検査などを行って診断し、適切な治療を行っています。
消化器内科の受診をおすすめする主な症状 |
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対応疾患 |
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胃から逆流してきたものによって食道粘膜が炎症を起こしている状態です。年齢が上がって筋肉などの機能が衰えてくると発症しやすくなりますし、食の欧米化で胃酸分泌が活発になる・消化に時間がかかる食事が増えたことも影響して、近年発症数が上昇しています。逆流性食道炎の症状自体は市販の薬でも解消できますが、生活習慣によって再発を繰り返すことが多くなっています。食道粘膜は炎症が長期的に続くとがんリスクが上昇してしまうため、症状がある場合には消化器内科を受診してしっかり治すことが重要です。
胃潰瘍は、ヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)の感染と、痛み止めとして使われる非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の服用という原因によって生じるものがほとんどを占めています。 ピロリ菌に感染していると慢性的な炎症を起こして胃を保護する粘液の分泌量が低下し、胃潰瘍を起こしやすくなります。これによって炎症が悪化しやすくなり潰瘍発症につながります。さらにストレスや喫煙などが加わると悪化しやすくなります。ピロリ菌は除菌治療が可能であり、成功すると潰瘍の再発リスクは大幅に抑えられます。 非ステロイド性抗炎症薬は、胃粘膜を保護するプロスタグランジンの分泌を阻害するため、潰瘍を起こしやすい薬です。胃炎などを起こしやすい場合には、別の薬を処方してもらうようにしましょう。なお、処方薬だけでなく市販薬にも非ステロイド性抗炎症薬が含まれたものがありますので、ご注意ください。当院ではお薬手帳などで服用されているお薬を確認して、発症リスクの高いものがないかを確かめ、リスクのない処方を行っています。十二指腸は胃と小腸の間にある臓器です。十二指腸潰瘍は、十二指腸壁が粘膜下層より下まで深く傷ついてえぐれている状態です。ピロリ菌感染や痛み止めとして使われる非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の服用が原因となって生じているケースが多く、腹痛や出血による貧血、黒いタール便などの症状を起こします。腹痛は空腹時や夜間に生じることが多い傾向があります。進行すると十二指腸壁に穴が開く穿孔を起こすことがあり、この場合はできるだけ早く適切な処置を受ける必要があります。なお、ピロリ菌感染がある場合、除菌治療により再発を効果的に防ぐことができます。
起こりやすい症状で、市販薬も多いため、たいしたことがないと誤解されることも多い便秘ですが、大腸がんなどの深刻な病気の症状として現れていることもあります。消化器内科を受診することで便秘の原因を確かめ、適切な治療や生活習慣改善指導を受けることで楽に、そして早く解消できることが多く、再発の予防も可能です。慢性的な便秘でお悩みでしたら、1度ご相談ください。
★きたのチャンネル★より
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胃の中に住み着くことができる細菌で、多くの場合幼少期に感染します。慢性的な炎症を繰り返して粘膜に潰瘍や萎縮を起こします。萎縮性胃炎になると胃がんリスクが大幅に上がります。全世界の胃がんの約8割はピロリ菌感染が原因になっているという報告が世界保健機関(WHO)の専門組織「国際がん研究機関」から発表されています。 感染が多いのは衛生状態の悪い地域ですから先進国では感染者数が減少していますが、日本では中高年を中心にやや感染率が高い状態が続いています。ヒトからヒトへの感染も起こるとされているため、ご家族に胃がんになった方がいる場合、ピロリ菌に感染している可能性があります。
胃がんは昔から日本人に多いがんだったため研究が進んでいて、発症メカニズムや要因、効果的な予防や早期発見の方法などもかなりわかってきている疾患です。 胃がんは、胃粘膜の細胞ががん化してそれが時間をかけて増殖して大きくなっていきますが、増殖スピードは比較的遅いものが多いとされています。胃がんが進行すると粘膜の外側にも広がっていき、近くの臓器に転移します。胃がんにはいくつかの種類がありますが、その多くを分化型・未分化型の腺がんが占めています。一般に分化型は比較的進行が遅く、未分化型は早いという傾向があります。中でもスキルス胃がんは若年でも発症し進行が早いことが特徴になっています。
大腸がんは食の欧米化などによって日本で発症率が上昇し続けており、がんによる死亡原因としても上位を占め続けています。大腸がんの発症が多いのはS状結腸や直腸で、全体の7割がここにできるとされています。ほとんどの大腸がんは、放置された良性の大腸ポリープから発生するため、大腸ポリープの段階で切除することで将来の大腸がん予防になります。また早期がんも小さいものは内視鏡による切除で完治も望めます。 がんが発生するのは粘膜表面で、そうした早期大腸がんが徐々に広がって粘膜下層より下の筋層に達すると進行大腸がんになります。進行がんはやがて転移して、別の場所でも症状を起こすようになります。
口から摂取した飲食物を胃に届ける食道粘膜にできるがんです。粘膜内にとどまっているものが早期食道がん、粘膜下層までのものが表在食道がん、粘膜下層よりも広がったものが進行食道がんです。食道は粘膜が薄く、とても近い距離に気管・大動脈・心臓・背骨といった重要な組織が集まっています。また、リンパ管や血管が食道壁の中にあるため、転移しやすい傾向があって早期発見が特に重要です。
胃カメラは内視鏡スコープ先端のカメラで食道、胃、十二指腸といった上部消化管粘膜を直接観察できる検査です。疑わしい部分があれば組織を採取することもでき、病理検査を行って確定診断につなげることができます。同様に採取した組織をピロリ菌検査して、ピロリ菌の感染検査もできます。またアニサキスの摘出なども可能です。
このような症状がある方は、胃カメラ検査を受けましょう |
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内視鏡スコープ先端のカメラで大腸全域の粘膜を直接観察できる検査です。疑わしい部分があれば組織を採取することもできるため、病理検査を行って確定診断につなげることができます。 当院では鎮静剤を使った検査を行っているため、ウトウト眠っているような状態で検査を受けることができ、苦痛のない検査が可能です。高度な機能を備えた内視鏡システムを導入しており、熟練した医師が丁寧な検査を行っていますので、短時間に精緻な検査が可能です。
このような症状がある方は、大腸カメラを受けましょう |
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首の血管に超音波をあて、頸動脈の動脈硬化やプラークによる閉塞がないかを調べます。頸動脈は脳につながる大切な血管です。この血管がつまったり細くなったりすると、脳に十分な血液が流れません。頸動脈超音波検査は全身の動脈硬化度の評価の指標となり、頸動脈狭窄や閉塞、あるいは脳塞栓になり得る動脈硬化性血管病変の発見に有効な検査です。また、高血圧、糖尿病、高脂血症とも密接に関連しています。動脈硬化は高血圧、高脂血症、喫煙、ストレスなどの影響をうけて進み、将来的に心筋梗塞や脳卒中を起こしやすいことが報告されています。
消化器の検査としては、内視鏡と並んで大変有効な検査です。胃、大腸などの消化管よりは、充実性(中身の詰まった)した臓器の診断を得意とします。胆石や、小さな腫瘍はCTよりも明確に分かることもあり、早期発見につながります。 上腹部では肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓など、下腹部では、尿を貯めることで、膀胱・前立腺・子宮・卵巣などの観察も可能です。
心臓超音波検査(心エコー)とは、人の耳には聞こえないほどの高周波数の超音波を心臓に向けて発信し、返ってくるエコーを受信し、心臓の動いている様子を映し出して観察できる検査です。この検査では、心臓の形の異常を発見することを目的としたものと、心臓の動きを見ることを目的としたものがあります。 心臓は4つの部屋の一連の動きにより全身に血液を送り出しています。超音波により心臓の画像を描出することにより、心房や心室の大きさや壁の厚さ、その動き、4つの部屋の間にある弁の形態や動きなどがわかります。また、カラードップラー法を行うことにより、心臓の中の血液の流れを描出することができ、弁の異常や壁に穴があいているかどうかなどの異常を発見することができます。パワードップラー法を行うと心臓内圧を推定することもできます。
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血管年齢検査は、手と足の血圧の比較(ABI)や脈波の伝わり方(PWV)を調べることで、動脈硬化の程度を数値として表したものです。この検査を行うことにより動脈硬化(血管の老化など)の度合や早期血管障害を検出することができます。
動脈硬化の5大危険因子である「高血圧」「脂質異常症」「糖尿病」「喫煙」「肥満」の方は、動脈硬化の程度が簡単に分かりますので、血管年齢検査をおすすめします。
骨粗しょう症は、骨の量が減ったり、骨の強度が低下したりして起こる病気です。骨密度が低下して骨がスカスカな状態になり、骨がもろくなります。 骨粗しょう症になると脊椎の圧迫骨折や大腿骨頚部骨折などの骨折のリスクが高くなります。また、骨折より寝たきりになってしまう恐れもあります。 骨粗しょう症は痛みなどの自覚症状がなく、発症して進行するケースがほとんどです。 背中や腰に痛みを感じたり、身長が縮んだりと自覚症状が出た時にはかなり症状が悪化している場合もあり、早期診断・治療を行うことが重要です。
当医院では、やけどや切り傷などの処置もおこなっております。傷の大きさによっては縫合しなければ跡が大きく残ってしまったり、細菌が入って化膿してしまったりすることもありますので、ご自身で処置をされるよりも一度受診をおすすめします。 患者さんの不安を取り除けるように、症状の進行の目安や傷に関して気を付けるべき点をしっかりご説明させていただきます。
当院では、人間ドックの結果を踏まえて、生活習慣病やがんなどの効果的な予防、生活習慣改善のアドバイス、健康促進などについてご相談いただけます。また、数年間継続して人間ドックを受けていただいている場合には、変化も含めて判断し、より効果的なアドバイスや予防、治療に役立てています。
「恕の心」をモットーに患者さんの立場に立った思いやりの診療、患者さんにやさしい医院を目指しています。
健康についてのご心配や医療に関するご質問、診療・検査への不安ご要望などありましたらお気軽にご相談下さい。
開業以来50年に渡り、地域医療に貢献。
主に
一般内科・呼吸器科・循環器科
を担当します。
「恕の心」をモットーに
患者さんの立場に立った
思いやりの診療、患者さんにやさしい医院
を目指しています。
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昭和59年熊本大学附属病院(第二外科)入局。
熊本赤十字病院、熊本市民病院
水俣市立総合医療センター
玉名地域保健医療センター
東京都がん検診センター
に研鑽。
主に
一般内科・消化器科・一般外科・理学療法
を担当します。